【ウイスキー入門】スコッチウイスキー産地別まとめ

趣味

少し前からウイスキーブームは続いており、原酒不足というニュースも耳にします。

今はよくわからないけど、ウイスキーを試してみたいと考えている方もいるのでは?

今回は、ウイスキーの中でも「スコッチ」についてまとめます。

素人によるまとめなので入門的な情報ですが、以下のことがわかりますよ。

  • そもそもスコッチウイスキーとは何?
  • スコッチウイスキーてどんなものがあるの?
  • スコッチウイスキーの特徴は?

スコッチとは?

スコッチとは、スコットランドで製造されているウイスキーです。

ただし、スコットランドで作られていればスコッチと名乗れるわけではなく、一応法律で使用可能な樽の種別や熟成年数など細かい決まりがあります。

とはいえ一般的には、スコットランドで作られているウイスキーをスコッチと呼ぶ、と考えておいて問題ないと思います。

今回は記事タイトルの通り、産地に焦点を当てた記事にしております。

世界的には5大ウイスキーと呼ばれる定義があり、スコッチ(スコットランド)を始めとして、アイリッシュ(アイルランド)、バーボン(アメリカ合衆国)、カナディアン(カナダ)、そしてジャパニーズ(日本)が位置づけられます。

スコッチの産地と特徴

スコットランドの中でも、各地で特色のあるウイスキーが作られています。

主に6地域で生産されており、以下では各地域における特色をまとめていきます。

ハイランド

ハイランドは、スコットランドの北側に位置する広大な地域です。

この地方だけでもおよそ40の蒸留所が存在しています。

広大な土地かつ蒸留所も多いため、代表的な特徴を定義するのは難しいですが、
ハイランド南部はフルーティー、西部はフルーティーかつスパイシーという特徴があります。

代表銘柄:グレンモーレンジィ

ローランド

ローランドは、イングランドと国境を接する地域です。

人口は多い割に蒸留所の数は少なめです。

これは歴史的な背景に起因しています。

かつては多くの蒸留所が存在していたようですが、ハイランドより高い酒税をかけられ、
また、イングランドへの輸出に対して不利な法律が制定されるなど、

少し可哀想な歩みを辿っています。

軽やかでドライ、かつ華やかなフレーバを帯びたウイスキーが多いことが特徴です。

代表銘柄:オーヘントッシャン

スペイサイド

スペイサンドは、ハイランド地方の一部分ですが、ウイスキーづくりが盛んであるため、ハイランドとは独立して分類されています。

スペイ川を中心とした豊富な水、大麦栽培に適した肥沃な土壌、冷涼で湿度の高い気候といった、
ウイスキーづくりに適した地理条件がスペイサイド地方を一大ウイスキー製造地帯としています。

繊細でまろやかな香りと、華やかな甘みを感じられるウイスキーが多いことが特徴です。

代表銘柄:マッカラン

キャンベルタウン

キャンベルタウンは、ローランド地方の最西端(キンタイア半島)にある町です。

かつてはモルトウイスキーづくりの中心であり、海外を始めとした各地域へとウイスキーを提供していました。

その後世界恐慌や単行閉鎖などの様々な理由が重なり小規模蒸留所の大多数が破産し、

2021年現在では3軒の蒸留所を残すのみとなっています。

スモーキーでオイリーかつ塩っぽい(ブリニー)なウイスキーが特徴です。

代表銘柄:スプリングバンク

アイラ島

アイラ島は、スコットランド本当から西側に30kmほど離れた島です。

人口が3,000人程度の小さな島に、8軒の蒸留所が存在します。

アイラの特徴はなんと言ってもピート(泥済)!

島の面積の1/4以上がピートで覆われており、ピーティと表現される味わいのウイスキーが製造されています。

アイラモルトは正露丸の味がすると言われており、慣れない人は注意が必要です。

代表銘柄:ラフロイグ

ピートとは

有機物が分解しきらずに堆積したもの。
数千年をかけての草や苔、その他の植物が、冷涼かつ湿気の多い気候の作用によりピートとなる。

アイランズ

アイランズは、スカイ島、ジュラ島、アラン島、マル島、オークニー諸島、にある蒸留所を指します。

地方としてはハイランド地方に属するのですが、島にあるということで分類されています。

従って、共通する味の特徴というものは特になく、各蒸留所で特徴のあるウイスキーが製造されています。

代表銘柄:タリスカー

最初におすすめ

超個人的な観点で、スコッチウイスキー入門はここからかな?というウイスキーを3つ選びました。

入門ということで全てド定番品!

バランタインファイネスト

1,000円程度で買えるブレンデッドウイスキー。

40種類以上のシングルモルトをブレンドした、バランスが良くなめらかなウイスキー。

割とどこにでも売っているので、見つけたら試してみると良いかも。

グレンフィディック 12年

スペイサイドのウイスキーです。

甘くフルーティかつ爽やかですが、際立った特徴ではないという点が特徴。

まずはクセのないスコッチから試してみるのに良いかも。

ボウモア12年

アイラ島のウイスキーです。

特徴のあるアイラモルトの中でも、個人的に最もバランスがとれていると思います。

とはいえしっかりとピーティで好き嫌いが分かれるので、まずはお試し程度が良いかも。

まとめ

スコッチウイスキーを産地別にまとめましたが、まだまだ奥が深いウイスキーの世界。

産地だけでは判断できない、各蒸留所ごとの特徴などを探検するのも楽しいですよ。

皆さんも、自分に合った理想的な一本を見つけてみましょう!

それでは!

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