オーストラリアでのワーホリを計画している方は、現地での雇用形態を知っておくことが重要です。オーストラリアは日本と異なる雇用形態がありますが、しっかりと理解しておくことでスムーズに仕事の契約をすることができるようになります。
雇用形態
ワーホリメーカーが気にするべき雇用形態は、大きく3つあります。
① Full-time フルタイム雇用
② Par-time パートタイム雇用
③ Casual カジュアル雇用
① Full-time フルタイム雇用
日本で言う正社員契約に当たります。週に38時間以上、平均して一か月に152時間以上の労働時間が確保されています。基本的には決まった年収があります。
この雇用形態の場合は、突然の解雇をされることはありません。なるべく避けたいところではありますが、実際に解雇される場合でも事前に通告があるので、次の職を探す時間的余裕があります。
ただし、ワーホリ渡航している人にとって本雇用形態で働くことはあまりないのではないかと思います。
現地で大学を卒業してそのまま就職を狙う人や、永住権を狙う人なんかはこの雇用形態を目指すことになると思います。
有給などの福利厚生も保証されていますし、社会的信用も厚いので、家の契約などもしやすくなるはずです。
② Part-time パートタイム雇用
アルバイトに近いと書いている記事もありますが、個人的には時短勤務の正社員が日本の雇用形態としては近いかなと思います。
仕事ができる時間は週に38時間未満ですが、1日の勤務時間が最小3時間確保されています。
有給などの福利厚生も保証されています。
フルタイム雇用のコンパクト版ですね。
③ Casual カジュアル雇用
日本で言うアルバイトに近いです。
日本と違う部分は、カジュアル雇用はフルタイムやパートタイムよりも時給が高くなる点です。
同じレベルの業務遂行力であれば、カジュアル雇用のほうがその他よりも1.25倍の時給になります。(平日の場合)
ただし、福利厚生は特になく(スーパーアニュエーションはもらえますが)、当日解雇ということも十分にありえます。
バイトで知り合った人との個人的な関係とは別として、雇用の繋がりしては弱いものなので、短い期間で色々な経験をしながらお金を稼ぎたいワーホリメーカーとしては一番適している雇用形態かなと思います。
時給の算出方法
時給の算出には、以下の公式サイトが活用できます。
以下、入力方法を見ていきましょう。
まずは、従業員として賃金レートを探しているを選択し、その時点での日付を入力します。
自分の職種やレベルはあとから選択できるので、Yesで良いでしょう。
職種の選択肢が一覧で出てきますが、今回は飲食店の賃金を調べたいので、Hospitality industry Awardを選択します。
雇用主に関する質問が表示されますが、とりあえずすべてNoで良いでしょう。
自分の住んでいる週を聞かれるので、該当する項目を選択します。私はアデレードに住んでいるのでSouth Australiaを選択します。
職種の技能レベルを聞かれますので、該当するLevelを選択します。Award rateと呼ばれる正規料金で雇用してくれる場合は、どのレベルでの雇用になるかを教えてくれると思います。
最低賃金を知りたいという場合はLevel 1が該当します。
検索した結果賃金は同じでしたが、ホールスタッフであれば「food and beverage attendant」、キッチンスタッフであれば「kitchen attendant」が該当すると思います。
雇用形態を選択します。私はカジュアル雇用だったので、「Casual」を選択しました。
年齢を聞かれますので、該当する年齢を選択します。
手当(追加賃金)の対象者であるかどうかを選択します。スーパーバイザーでも空港勤務でもなかったので、特に選択しませんでした。
お疲れさまです。結果が表示されました。
2023/3/8時点でのカジュアル勤務の最低賃金は27.46ドル/hであることがわかりました。
土曜日、日曜日、祝日はさらに金額アップで、もし祝日勤務であれば時給が54.93ドルまで跳ね上がります。最低賃金なのに、これはなかなかですね…
まとめ
オーストラリアでの雇用形態は、フルタイム雇用、パートタイム雇用、カジュアル雇用の3つに分かれています。それぞれにメリット・デメリットがありますが、自分に合った働き方を見つけることが大切です。ワーホリをする上で、現地で働くことが必要になるかもしれませんが、しっかりと雇用形態を理解して、自分に合った働き方を見つけてください。
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